もうすぐ夏至ですがその前の芒種という節気暦となりました。芒(のぎ、稲穂のひげのようなもの)に種ですから穀物などの種をまく時期ということらしいです。我が家でも先日無事梅雨入り前に田植えを済ませました。同じ町内ですが7キロほど離れた以前住んでいた家の近くに4畝(400㎡)の田んぼを2枚借りています。今年で5回目の田植えになります。夫婦で共同での手植えですが全部で1万2千苗のうち、自分が2000苗で妻が1万苗くらいは植えてしまいます。田植えのために毎朝四股を踏んで鍛えていますが、それでもやはり体の固い自分にはキツイ作業です。しかし青空の下清々しい風を感じながらの田植えは何とも言えない悦び事です。またお昼のお弁当、家に帰ってすぐの入浴、風呂上がりの一杯は無事田植えできた安堵感と充実感で最高です。
田植えから1週間後、雑草の芽が少しずつ生えてきました。そこでチェーン除草というやり方で除草しました。車の雪道用チェーンを1.5mくらいの木の棒にすだれ状につけたものをロープで引っ張りながら田んぼ内を歩いて泥表面に芽生えた雑草の芽や種を水面に浮かせる作業です。同時に稲の苗もチェーンで撫でられるので一度は傾くのですが、根が活着しているのでまた元のように立ってきます。うちの田んぼは無農薬栽培ですからこういう手間をかけないといけませんが、これはこれで楽しい作業です。田んぼ内には今の時期オタマジャクシがたくさんいて、田んぼ内を歩いているとなんか鬼ごっをしている気がします。
田んぼの水は沢から塩ビパイプを通して引いていますが、結構今の時期でも冷たく、例年の経験から稲の生育には温度が高いほうが良さそうなので稲に冷たい水が直接当らないように仕切りをして遠回りで日光で温められた状態で行き渡るようにしてみました。ちょっと結果が楽しみです。
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